活動中のケガや事故に備える。ボランティア活動保険の基礎知識

ボランティア活動に参加するとき、「もし活動中にケガをしたら」「誤って誰かの持ち物を壊してしまったら」と不安に思ったことはありませんか。そんな万一に備える仕組みが、ボランティア活動保険です。初めてボランティアに参加する方にも知っておいてほしい、基本をまとめました。

ボランティア活動保険とは?

ボランティア活動保険は、全国社会福祉協議会が制度を運営している保険で、日本国内における無償のボランティア活動を対象にしています。活動中の事故による、主に次の2つを補償します。

  • 傷害補償: ボランティア本人が活動中にケガをした場合(死亡保険金、後遺障害保険金、入院・手術・通院の保険金など)
  • 賠償責任補償: 活動中に他人にケガをさせたり、他人のモノを壊したりして、法律上の損害賠償責任を負った場合

自分自身のケガだけでなく、相手への賠償までカバーされているのが、この保険の大きな特徴です。

保険料は年間350円から

加入プランには段階があり、たとえば2026年度は基本プランが年間350円、地震・噴火・津波によるケガも補償する天災・地震補償プランが年間500円となっています。災害ボランティアに参加する場合は、天災・地震補償プランが推奨されることが多くなっています。

補償期間は年度単位で、加入手続きが完了した翌日の午前0時から、その年度の3月31日までです。年度の途中で加入しても、保険料は同じ金額です。

なお、プランの内容や保険料は年度によって見直されることがあります。最新の金額は、加入窓口で確認してください。

加入手続きは、最寄りの社会福祉協議会で

加入の申し込みは、お住まいの地域の市区町村社会福祉協議会(ボランティアセンター)で行います。窓口で加入申込票に記入し、保険料を支払うのが基本の流れです。

また、活動先の団体がまとめて加入手続きをしていることも少なくありません。募集情報に「ボランティア保険に加入します」「保険料は主催者負担」と書かれている場合は、参加者個人で手続きしなくてよいケースです。参加前に、募集ページや主催者への確認でチェックしておくと安心です。

イベントだけの「行事用保険」もある

1日限りのイベントなどでは、主催者が行事単位で加入するボランティア行事用保険が使われることもあります。こちらは主催者側が手続きする保険なので、参加者は「その活動が保険に入っているかどうか」を募集情報で確認できれば十分です。

「保険に入っているか」を、参加前の確認習慣に

ボランティアは、安心して続けられてこそ長く関われます。参加を申し込む前に、次の点を確認する習慣をつけておきましょう。

  • その活動はボランティア保険に加入しているか(団体加入か、個人加入が必要か)
  • 個人で加入が必要な場合は、活動日までに手続きが間に合うか
  • 災害ボランティアの場合は、天災・地震補償プランになっているか

「何かあったらどうしよう」という不安を少しでも減らして、一歩を踏み出す。そのための備えとして、ボランティア活動保険を知っておいてください。

カルセボでは、ボランティア募集を掲載しています。保険の備えも確認しながら、自分に合った活動を探してみてください。

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